名前:

  カーター


2、今までに演じた役:

  ミス・サイゴン「ホーチミン」


3、好きなものと説明:

  今回の「ジーザスクライストスーパースター」を演じるにあたって、
 イエスキリストの生涯について考えてみたいと考えています。

  1973年版の映画のDVDを購入して見ても、突然戦車が出て来たりで驚きましたが、女性がジーザスに香油を塗ることをユダが批判したりジーザスが神殿で市場を開いている人達の商品をぶちまけるシーンがありました。
  このような事実が本当にあったのだろうかと、新約聖書の福音書「マルコ」を読み返して見ました。20歳の頃読んだ時には理解できなかったものが歳を重ねると良くわかります。「マルコ」には次のような記載があります。
 
 『エルサレムに来た。イエスは宮に入り、宮の庭で物を売る者や買う者を追い出し始め、両替屋の台や鳩を売る者の腰掛を倒された。イエスは「・・ところがあなた達はそれを強盗の巣にしてしまっている。」大祭司連と聖書学者達はこれを聞いて、どうしてイエスを殺そうかかとその手段を考えていた。』マルコ第十一章

 『一人の女が・・非常に高価な・・香油をすっかりイエスの頭に注ぎかけた。数人の者はこれを見て互いに憤慨した。「香油をなぜ、もったいないことをしたのだろう。」・・・』イエスは女性の弁護をしますが、「イスカリオテのユダは、イエスを売ろうとして大祭司連の所へ出かけた。彼らは聞いて喜び、金をやる約束をした。ユダはどうしてイエスを引き渡そうかと、よい機会を狙っていた。」』マルコ第十四章
 
  伝統的なキリスト教の考え方である「イエスの奇跡や三日後に復活した。」と言う内容はこの作品にはありません。原作者のティム・プライスはユダの視点から作品を書いたと言っていますが、イエスをただの人(Just a man) と見たユダからすればこのような内容となるのでしょう。

  エピソードとして、福音書の「マタイ」には「イエスが大食漢で、大酒飲みだ。」と言う記述があります。
 
  簡単に書くつもりでしたが、長くなりどうもすみません。