屋根バイ終了にともない、トップページのご挨拶文を変更しましたので、レミゼの際の文章をこちらに転載しておきます。
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5月4日のレ・ミゼラブルは2012年のリトルマーメイドに続き2回公演となりましたが、作品に対する期待感の大きさを反映し、2回共キャンセル待ちとなる大盛況に終わりました。
パン一つ盗んだことから19年も服役した主人公ジャン・ヴァルジャンを中心に19世紀フランスの過酷な時を懸命に生きる人々の生き様が会場全体を効果的に使って表現され、出演者の渾身の演奏が熱い感動を呼び、会場は涙、また涙の舞台となりました。
ご来場下さいました皆様に心から厚く御礼申しあげます。
今回は多彩な才能を持つメンバーがラ・フォンターナ初のダブルキャストに挑戦しましたが、二回とも最後まで全力でレ・ミゼラブルを演じ切ることが出来ました。合わせて、各場面のちょっとした端役の演技にも細部にこだわりがあり素晴らしかったと絶賛を頂戴しました。
さて、レ・ミゼラブルの余韻にいつまでも浸っていたいのですが、6月からは次の演目「屋根の上のヴァイオリン弾き」のスタートです。帝政ロシアの寒村に暮らす牛乳屋テヴィエ一家を中心に、様々な迫害を受け思い通りにならない人生にもかかわらず、「しきたり」を支えに精一杯生きようとする人々を描いた名作ミュージカルです。
一緒に2016年公演の舞台に立ちましょう!!
谷口佳子 (編曲・指導・指揮)