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交響楽団はやぶさ第1回演奏会
猫魔堂
- 16/3/3(木) 0:36 -
2月27日、六本木はサントリーホールに
新設の交響楽団「はやぶさ」の第1回演奏会に行ってきました。
この楽団でタクトを振る谷口悠さんは
当団の指導者の谷口佳子先生の息子さんで、団員多数
応援に参じたのでしたが、いやはや、応援に行ったというより
一同深い感動をもらって帰ってきました。
この楽団は全国の医療系大学生を中心としたオーケストラで、
演奏の数日前が国家試験だった人もいるとか。
まあアマチュア楽団なわけですが、医学の勉強との両立は
想像を絶する苦労であるに相違なく、しかし実際の演奏は
そのような境遇を言い訳にするつもりは毛頭ないぜ、
と言わんばかりな堂々たるものでした。
演奏のチケット代は千円で、その売り上げの一部は
「国境なき医師団」に寄付されました。
心の歪んだ中年にとっては何かケチの一つもつけたくなるほど
立派な若者たちです。
運の良いことにかぶりつきの席に陣取ることができたので、
まさに指揮者の息遣いを感じながら、指揮者の聞く音を聞きながら、
マーラーの5番を楽しみました。
合唱団員でありながら音楽に疎いぼくなどは、
マーラーというと、
https://www.youtube.com/watch?v=3-h_kaEnNKg
(↑右クリックで「新しいタブ」で開いて下さい)
このCMとか、ケン・ラッセルの映画「マーラー」で、
箱を開けたら目玉がぎょろりと並んでる意味不明なシーンが
あったことなどしか思い浮かばないのですが、
5番はどうなのかと事前に詳しい人に聞いたら
「寝る。おそらく寝ないのは不可能」
などと言うので、演奏が始まる前は正直を申せば我々、
かぶりつきで寝るのはやばいよな、とかささやきあっていたのでした。
ところがあにはからんや、実際の演奏は指揮者演奏者の熱意もあってか、
眠いどころか魂をぐわしとつかんで揺さぶりました。
先述のCMのナレーションは言います。
「このところ、マーラーの曲を聞くことが多い。
時代がどんどん乾いていくからだろうか。
東洋人にも分かりやすい音楽だなあと思う。
「やがて私の時代が来る」と予言し、人間を追い続けたマーラーに、
20世紀がうなずき始めたようだ。
ウイスキーに重なる音楽。サントリーローヤル。」
この時から早30年も流れ、もう21世紀。
ますます乾いた時代において、人を癒す仕事を志す若者たちが
サントリーホールでマーラーの5番を演奏したというのも、
何かの因果と言うものでしょう。
第2回の演奏会ではレスピーギのローマ3部作に挑むそうです。
そういえばこの作品は「黒猫のウィズ」というクイズゲームで
ネタになってました。
以下の中で3部作ではないのはどれかという問題で、
「ローマの松」という選択肢があったので、
松はねえだろう松は、と選んだらハズレでした。
ネタバレですね。すいません。
「はやぶさ」という楽団名は困難を乗り越えて小惑星から
試料を採取してきたあのはやぶさにちなんで名づけたとの事。
彼らにはこれからもますます医療者として、演奏者として、
いろいろな困難があるのでしょう。
それでもなお我々に、輝く魂のかけらを送り続けて欲しい、
と願います。
引用なし
パスワード
:346_はやぶさ演奏会20160227サントリーホールjpg.jpg
(124.9KB)
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@KD106157010094.ppp-bb.dion.ne.jp>
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猫魔堂
16/3/3(木) 0:36
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